たぶ

始皇帝暗殺のたぶのレビュー・感想・評価

始皇帝暗殺(1998年製作の映画)
3.5
この作品の見どころのピークは冒頭10分ぐらい。
荊軻(張豊毅)が一家皆殺しのために押し入った民家で、盲目の娘と対峙するシーン、視力が無いがために、荊軻が左利きとわからず、結局は娘の無念で終るが、ある意味、荊軻(の心に)大ダメージを与えたようなもの。・・・このシーンでグッと引き込まれてしまった。

そしてオープニングクレジットでスタッフの漢字の一部がそれぞれ斬痕をデザイン化したもので装飾されてかっこいい。

これらプロローグとオープニングが素晴らしいだけに、期待感が否応なく高まったが、結局これを越える興奮は訪れなかった。

ストーリーとしては、政と趙姫と荊軻の気持ちの変遷は魅力的な素材だが、なんか観ていて読めるというか、それ以上の予想を越えるものが無かったのが残念。

終盤、荊軻が妙にテンション高くて、政とキャラが被ってる感じもして、これまた違和感を感じて残念。
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