このレビューはネタバレを含みます
原作未読。ナラタージュが大好きなので、楽しみにしていました。
結末には、これでいいのかな、なモヤモヤが残る。でも、雪の中をひたすら走る車の描写が好きだった。ほとんど会話がない車内も、むしろそこにいる二人の空気が痛いほど伝わってきてドキドキする。染みる。
妻夫木さんのズルい感じ、あんなん好き、みんな好き。口数は少ないのに、目でぜんぶわかってしまうからヒリヒリした。特に事後、ベッドの中から夏帆ちゃんをみてるところとか。運転席で、視線をフロントガラスからゆっくり助手席に移すところとか。
それから夏帆ちゃんが可愛い。家に押し込められてしまう弱さも、外の男の人に向かったときの強さも、両方もった塔子そのものでした。鞍田さんを見る塔子ちゃんが可愛い。鞍田さんの病気を聞いた瞬間の表情が印象的だった。
個人的には柄本佑さんと夏帆ちゃんのシーンも好きだった、キスされかけて避けるところとか。旦那さんは、ノーコメントで。