ちろる

雨のやむときのちろるのレビュー・感想・評価

雨のやむとき(2019年製作の映画)
3.4
いつまでも女で居たい母を持つ転校生の少年橋本くん
父親の再婚で預け家に居場所を無くした少女佐久間さん
彷徨う放課後の時間。川沿いの橋の下で、2人は出会った。

やっとできた一緒にいてくれる友達。

「もう帰ろう。」
橋本くんが言うのがいつも怖かった。
帰る場所がある彼が羨ましかった。

大人の世界に振り回されつつも、抵抗できない中学生の少年少女。
居場所のなかった雨の日に知った自分だけじゃないって気持ち、孤独な彼らには必要だった。
まだ大人の庇護でないと生きられなかったとしても生き方は選択出来るから、彼らはきっと大丈夫。
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