ジャケ写のショットがもっと良い感じにストーリーに入り込んで来たならば、よりエモい映画になったのにな。というくらい、序盤の山小屋？辺りのfixのショットは悪くない。ただ良い感じのショットの羅列と言えばそれまでだが。それほどに撮られた意図が映え優先な謎なショットが多い。別に良いんだけどね。
部屋が昼夜よくわからない暗さなのは、海外と日本の時差的なラグの演出なんだろうか？
脚本の構成がすごくしっかりしているから映画していたが、それでも、おいおいマジかて、ツッコミどころのある設定とか、説明っぽいセリフ、現代っぽいなと言えば聞こえは良いが、会話の内容も盛り上がりそうで、盛り上がりもなく、悪く言えば能面がセリフを読んでいるだけな単調な芝居になっていた。
差し込まれた海外の映像のセンスはよく分からない。海外ってのだけはわかるが蛇足だ。
構成が良かっただけに、話が面白くなくて残念だった。こういうテーマって起伏がないから本当に難しい。なんとなく雰囲気がキアロスタミ感はあるが、会話や映像が面白くない。これじゃただのマジでどうでもいい眠たい話だった。
