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DOGMAN ドッグマンのKingLeoのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
2.0
主人公は虐待の過去から足が不自由なハンディキャップを背負いメイクに目覚め?ドラッグクイーンになるとマイノリティてんこ盛りで食傷気味になるが、サーフェイスなぞっただけで深掘りはしない。そこは逆に良かったのか、ならそんなんいらん気もしなくもない。キャラクターの性格がいまいちわからない。ルックはすげー良い。わかるよ。あの環境で歪まないわけはない。わかるけどイッヌを武器にしたくない。でもこれ見たらわかるがすげー都合良いラッキーの連続だ。演出は古臭いが半世紀も生きてる監督だ、そこはもうクラシック。擦られまくったカメラワーク、斬新なチャレンジなんて要らない。冒頭からコントラバス?かなんかの低音が不穏な空気を纏う。正攻法だ。アフタートークショーでは、登壇された方々は当たり前だが褒めていた。しかし本作については話の中身よりも犬の可愛さや演技の評価くらいで、役者の芝居や、ベッソンの他作品、役者の他のアートワークの話題が主で本作品はルックが良い、ベッソンの中では好きだくらいだった。自分も不本意ながらそう思う。親父のショットガンにやられた主人公がショットガン持って戦うのはロックだった。ただ敵はサブマシンガン持ってるなら初めから使えば良いのに、弾幕が正義のlmgをすぐ投げて弾ねえハンドガンに切り替えたのも謎だ。重かったのかな、まあ娯楽映画だ。ドーベルマンが前足を重ねて揃えて座っていたのがすげー良かった。何テイク費やしたんだろうイッヌの演技だけでも見る価値あり。イッヌの演技は★★★★★楽しかったです。ありがとうございました。
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