Nekoさん雪の国から

マザーレス・ブルックリンのNekoさん雪の国からのレビュー・感想・評価

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)
5.0
内容以外も楽しみたい映画。

念願のエドワード・ノートンが監督作品をようやく見れた。しかし、いつも通り英語力がクソみたいなので、この難しい内容は完全に理解できず、ネットと人に聞いたりして鑑賞。

2000年代初頭にはもうすでに構想を練っていたということで、エドワード・ノートンにとってはすごく温めてた作品なだけにとても良かった。

カメラワークが芸術的でよかった。
心に残ったのは…

①疲れて家に帰るライオネル、移動した先に鏡越しで、ライオネルと猫の様子が映るシーン。
「IF!」って言う事に猫が引いて「にゃん」と言って逃げるタイミングが良くて笑った。

②ターコイズのコートを着たググ・バサ=ローが水たまりに逆さまに映り、水たまりに近づき水面をはねて道を渡るシーン。

原作とは後半がかなり違うようだが、これはこれでハラハラしながら、時々アクションも挟み、見ていて飽きないなと思った。

時間がちょっと長いので時間のある時じゃないと見づらいが、最後まで飽きずに鑑賞できた。

伏線と回収がよくできていて、エドワード・ノートンの才能に惚れ惚れする。老けても素敵だった!

演技力が上手いのはすでに知っていることだが、やっぱり感心する。
トゥレット症候群の演技はおそらく、日本語字幕無しで、全体の演技を感じれば、気が散ったりしないと思う。

あの自然な流れがすごく真面目なシーンを和ませたり、ライオネルのシュッとしたイケメンなのに残念な感じが表現できてると思った。

こう言っていいのか分からないが、ライオネルのコントロールできない発言や、繰り返えさずにいられない行動に度々笑ってしまった。