どんだけ軽いノリで作ったんだよ！85分は短いと思ったけど、「ローズ・バーン(花澤香菜)にドSセリフ言わせまくる」という出落ちネタだけで引っ張るには長すぎる。一点突破狙いで突破できてない。陣内智則のネタの方がシチュエーションコメディとして練られている。
まあ中身は本当ないから、逆に言えば毒にもならんかったけど…。これを売るために「スマホを変えただけなのに」とか、豪華声優陣で宣伝したのは最適解では。しかし元が既に滑ってるのが明らかなので…。
アダム・ディバインが主演というのは好感が持てるんだけど、これは。基本的にキャラ造形が軽すぎるので全部滑る滑る。セス・ローゲン的なことをやろうとしたのは分かるんだが。
口が悪すぎる性悪ビッチなSiriことジェクシーも、結局ネタがそれだけなので。主人公に惚れる展開も、陣内のコントなら許されるけど映画でそれやっちゃう！？そしてボキャブラリーも貧相で残念。
更に滑り散らしてるのがマイケル・ペーニャ。名優が惨憺たる演技を見せてるという意味では面白くないこともないが…。
