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郵便配達は二度ベルを鳴らすのめるのレビュー・感想・評価

1.8

郵便配達は二度ベルを鳴らす?????

タイトルについて触れた感想を書くだけで壮大なネタバレになっちゃうので、あえて触れるのをやめます。
しかもそれは映画のせいじゃないんだ。原作者のせいなんだ。そもそもこのイタリア映画のタイトルはOssessioneなんだ。
(でも、あるレビューを読んだらタイトルに込められた意味が分かったような気がしました。)


主人公の女の人が、サイッッッテーで大っっっ嫌いでした。
その場の状況や相手によって自分に都合がいいようにだけ言動を変える女の人ってホントに無理。
ジーノが悪い人ではないと分かっていたから、何度「さっさとこんな女の人と別れて他の女の人と一緒になったほうがいいよ!」と思ったことか。

あの女は自分をとにかく憐れんでいたけど、私は太っちょの旦那さんのほうが圧倒的に可哀想だと思いましたね。
そりゃあ、奥さんを家政婦のように扱っていたことは酷いけど、見た様子では言うほどでもなかったような。それどころか、奥さんが働き詰めなのを心配して3日間の休暇を取っていたくらいだから普通にいい人じゃん。
あの女は金時計か何か忘れたけど、それを持つ男の人なら頼れると思って仕方なく結婚したんでしょ?
ジーノに一度フラれたのは当然としか言いようがないし、あの結末も神様の天罰にしか見えない。

この物語は…
ロマンス?サスペンス?ヒューマンドラマ?
ロマンスの割にときめかないし、サスペンスの割にハラハラしないし、ヒューマンドラマの割に登場人物の考えが読めないし。
本当に何が何だかよく分かりませんでした。

ジーノの恩人が寅さんみたいにテキヤをしていたんだけど、ふたりで腰を下ろして会話をしている土手が柴又にしか見えなかった(笑)
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