ちろる

くもりときどきミートボールのちろるのレビュー・感想・評価

3.6
有名なアメリカの児童書を基にした作品という事で、なるほど アニメーション映えするカラフルで夢のあるファンタジー。
子どもの頃、願ったものが毎日簡単に食べられたら素敵だなぁーなんて思ったこと一度くらいありませんでしたか?
そんな子どもの時のワクワクを具現化してくれる、そんなファンタジーでした。
「みんなを幸せにしたい」「町中を笑顔にしたい」その願いのために変わり者と後ろ指さされても諦めず。研究に費やしてきた主人公が、ついに完成させた「食べ物マシーン」
まずいサーディンばかりの町が突如さまざまな食べ物で溢れ出す夢の国と化すわけだが、現代の「フードロス」問題を隠喩しており、食べたいものを作るだけ作る大企業に問いかけているような側面もあるので子供だけでなく大人も考えさせられるストーリーでもある。
ヤベー市長だけはどうにもなんないけど、基本的にみんなステキな人、特にパパは最高のパパさんでぎこちない親子関係にはほろりときてしまうハートフルな作品でもありました。
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