ラーチャえだまめ

グリーン・ナイトのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)
5.0
『クリスマスは“首刈りゲーム”に決まりました。』




どーもどーも先日電車に乗ったら前・右・左の魔のカップルトライアングルに挟まれましたラーチャえだまめです。本日はそんなクゥ〜リスマスが今年もやぁってくるぅ〜♫の魔のリズムに合わせて“クリスマス強化月間”と題し街中では華やかムードいっぱいおっp……しかしそう安々と受け入れがたい現実に突きつけられる同士もそう少なくはないであろう!?……全く話がズレましたが本日は一国の主たる血を受け継ぎし“次期”勇者の期待と己の初期ステータスの低さの板挟みに苦しみながらも成長する青年の物語を描いた、今何かと話題の「A24スタジオがファンタジー作ったらこうなった」A24スタジオからプレゼントフォーユー……




中世×現代的演出のハイブリット




そう!今日はこれが言いたかったの!!!いやーこれはなかなかどーしてファンタジーは普段あまり観ないウィロー、あいやヤロウな方ほどむしろクリーンヒットするんじゃないかと??中世ファンタジーなのに「古臭くない。」OPから斬新なカメラワーク、BGMと「今風」な演出というスタイリッシュさ。いや“現代アート”のような……(知らんけど)特に「陰影の表現が神すぎる。」これが「独自な世界観」を構築していて、そして物語はとっても暗くて「現実的」。ただのダークファンタジーと呼ぶには不向きな、これがA24節のファンタジー映画だというのか…!?


全体的に抽象的かつ説明不足感があってはっきり言うと「かなり難しい」部類の映画であります。しかしそれは言い換えれば、たった数千文字だけで表現された「詩」の中の世界というのは、読者が想像力次第でいくらでも膨らまることが可能であって、その詩の持つ「自由度の高さ」を実写化にあたり継承しているせいではないか?14世紀から現代までいまだに詠み親しまれてるって、その時代時代で読者が独自の解釈をしたり考察を巡らせる余地があるからなんじゃないかと。つまり本作も同様に視聴者が各々解釈すれば良いというスタンスで撮られている?そう考えると本作は途端に様々な解釈ができる「自由度の高い映画」と言えるのではないか……




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