SFなのに、冒頭を除けば、ゆったりとした静寂に包まれる映画。
寝落ちせずに、リラックスして見れました。
アンドロイドのヤンのことを家族として接してきたジェイクが、クローンに関してはすごい偏見がある。
しかし、ジェイクは修理の中で喪失感を持ち、思い入れを持つことは、否定的なクローンに対して、接し方を変える。
人種、アンドロイド、クローンから繋がりやアイデンティティとは何かを考えさせられる。
ストーリーは屋内で中心的に進むけど、家のインテリアがお洒落で引き込まれた。
また、車内のシーンが印象的。風景や車の外観は分からず、背景色や効果音で、トンネルや水中にいるのかなという独特の感じが伝わる。
偶然なのか日系アーティストが固める音楽が良くて、メインテーマを作曲した坂本龍一さんはもちろん、
個人的にはAska Matsumiyaが作曲した
冒頭のダンスゲームの導入の
『Welcome to Family of 4』、
ジェイクがヤンのメモリの中の
記憶を辿るシーンの時の
『In the World of My Breath』
が映像とともに耳に残った。
まさかのエンディングは小林武史さん作詞作曲の『グライド』をMitskiがカバー。