Shiro

アフター・ヤンのShiroのネタバレレビュー・内容・結末

アフター・ヤン(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

「詩的な近未来短編」

民族間の障壁や生殖による子孫繁栄といったことからは解放された近未来社会。
養女ミカの世話をする、ロボットのヤンはとても優しく、自分の幼少期にもヤンみたいなロボットが居たら良かったなと羨ましい気持ちになった。
と思ったら、ヤンが故障し動かなくなってしまう。
ヤンは中古だったらしく、メーカー保証もなく、修理のあてが見つからない。ロボットには心や感情が無いはずであるが記録媒体が見つかり、そこにはヤンの心象風景が記録されていた。ヤンを博物館に展示という話にまでなってくる。これをどうやって終結させるのかと思っていたら、唐突に終了。坂本龍一、小林武史の音楽も美しく、ある短編エピソードを詩的にまとめた作品といえるのかもしれない。
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