「なりたがらない者こそリーダーに適任」
カトリック教会の歴史的転換点を実話を基に描いた作品
カトリックの歴史と政治的側面、そしてアルゼンチンという国に対する知識がもっとあればより楽しめたのかな…と思うととても口惜しい…
保守派と改革派の友情が、どこか奇妙なようで暖かい
大きな起伏がある訳ではなく、ほとんどが会話と回想で進んでいくストーリーだけど、この2人の対話がどこまでも深くて心に沁みます
先入観や立場に縛られた考えから自由になったときにやっと見えてくる物事の本質、それこそが本当に大事なものなんだなと
ストーリーとは関係ありませんが、昔ながらの仕来りに沿って行う儀式の中に、ボールペンだったり電気機器が登場していて、古代と現代が入り交じる文化のアンバラスさが興味深かったです
「涙が流れるなら嬉し涙でありますように」