マツタヤ

素晴らしき、きのこの世界のマツタヤのレビュー・感想・評価

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)
4.0
🍄

早送りでキノコがぶわーってキレイに成長する映像が気持ちいい。

キノコの地面の下が毛細血管のようにものすごい大きさの菌根菌ネットワークになって広がってる話は凄いよね、どこまでを一個体として考えるかによるけど地球上最大の生物はキノコだって説もこの映画みるとうなずける。

とにかくキノコってすごいよね、昔から不思議の国のアリスもキノコで巨大化するし、スーパーマリオもおっきくなるし、マジックマッシュルームとか芸能人も大好きだもんね。

実際、毒キノコ鍋なんてものもキノコ愛好家?の中では食べてたりってのも聞いたことある。キノコに含まれるイボテン酸という毒成分が人間の中枢神経を異常な状態にさせる。そんなキノコを放り込んだ鍋を食べると30分くらいで少しずつ顔の筋肉が緩んでだらしない顔になり、目尻が下がってよだれがダラダラ流れ、騒ぎ出したらいきなりバタンと倒れて眠っちゃうらしい、ヤバい、迷惑!
山で人目につくのは大体、毒キノコらしいから気をつけて!

この映画とは関係ないけど毒といえば自分が好きなのはデストロイングエンジェルという別名をもつドクツルダケだな!内臓溶かすらしいよ、ホラー映画にもってこいよ逸材🍄

さっき触れた菌根菌ネットワーク、森全体のコミュニケーションにも繋がってるらしく一説によると菌類の間には微細な電流が流れていて、その構造が調査されたところによると言語のような構造が発見されたって話は夢がある。
人体の中身もまさしくソレだけど、この手の話を聞くたびに考えちゃうのが、昔からよく人の心をのぞけたら、なんていう願い事を叶えるような話があるけれど、人の心のなかを覗いてもこんな毛細血管状の菌根菌ネットワークのよなものすごい膨大な情報量が詰まってて覗いたところで他人にはわけわからん深層世界が繰り広げられてるはずだから、結局覗けてもただしく読みとることはできないんだろうなぁって夢の無いことを考えてしまう。でも、もっと関係無い話だけど、でも世の中の社会は全てはこうした複雑な構造になっているからゼロかイチかの話にもならんのだよね、あれなんのはなしだっけか?キノコやーん、そう、世の中は全て結局キノコなんですってこと🍄
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