haru

BARに灯ともる頃のharuのレビュー・感想・評価

BARに灯ともる頃(1989年製作の映画)
3.5
久々に会う父と子。
息子の普段の生活に父が入り込むある1日。

2人のなんともいえない妙な距離感。会話の間がすごくいい。お互いちょっと気を使ってみたり、でも些細なことで苛立ったり。あー、こういうとこが嫌いだった!と思い出したりしながらも、喜ぶだろう子供としての役を演じてみたりする。

自分が周りの人や友人に接するように親にもできれば、もっといい関係が築けるはずなのに…と言う息子に共感したり、親ってこういうことするよな〜っと思うことがいっぱい。

「離れていて知らない分だけ、会うとその隙間を埋めようといっぱい質問したり口を挟んでしまう。テストの前日徹夜して覚えるみたいに。」父親のこのセリフを聞いて、あぁ、そうだったんだっと。今度久々に会う時には、いつもより優しくしてあげようとそんな気持ちになりました。

※ストーリー
haru

haru