凄い映画!
少年兵という凄惨な現実を幻想的な映像で抉り出しながら、子供らしい純粋さと大人が持つ残酷さもハッキリと映し出されていた。
少年兵たち…モノスと呼ばれた彼等は自分たちがやっている事に疑問を抱かずに成長していくので指揮する大人たちにとってはさぞ都合の良い事だろうとは思う。
しかしモノスが直面する様々な出来事によって発露する素直な感情が結果的に暴走して手に負えなくなっていく。
大人が若者の未来を奪うなんて事があってはならないと思うが、未だに世界には彼等のような少年兵がいるという無惨な現実にも直面する。
ただそれだけでなく映像、音楽も含めて幻想的な雰囲気を醸し出していた。目を離すわけにはいかない傑作!