塩

100億人―私達は何を食べるのか?の塩のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

人口が100億人に到達の時、食糧不足になる?
食糧不足での戦争?
飢餓問題に対して解決策として遺伝子組み換え、無機質肥料(人口)。農家は農薬と収穫量の天秤。
体に悪いと言ってられない。
インドは40%は伝統を守り肉を食べないが、食べる人が増えてきている、そしてインド最大の養鶏会社。週700万の鶏を生産している工場のラインの光景は衝撃。世界で肉を食べる人が増えると環境問題がより深刻化する。交配種は産卵目的に最適化され肉のない皮と骨の状態。産卵用鶏の雄は孵化した後ドイツだけで4000万羽殺される。太らせる為、満腹感を感じず食べ続けさせるように改良する、そんなこともできてしまう。食べることが目的なら、この行為を残酷と他人事のように言えない。アフリカの農地を奪う現代の工場式農業。動物の餌を作るための畑。

研究者は遺伝子組み換え技術により、環境を良くすることができると考えている。劣悪な環境で大量の穀物を餌として与え、育てている牛へのアプローチ。今の段階では遺伝子組み換えが体にもたらす影響が分からないのでなるべく避けているが、遺伝子組み換えが当たり前になる時代がいつか来るかもしれない。ただ今の状況だと遺伝子組み換え食品は高価だし、人体への影響が不明。

この30年間は農家は稼げないビジネスになっている。農家投資家が悪いスパイラルを産む。なるべく地域の通貨を使用し、地元の野菜を購入を心がけ食物の地域化を目指し経済発展。
私たちの食事には自律性が必要。
元NBA選手のウィル・アレンの都市型農業、食物連鎖の循環を作りミミズ従業員にいい土を作り育てる。
旬なものは味がいい、時期を過ぎたらジャムにする。
ゲリラ園芸家の取り組みが最先端。政治では食糧危機を解決できない。駅のホームや駐車場に植物を植え誰でも利用できる。人々との交流が生まれた。
塩