takanoひねもすのたり

Mad Mutilator(原題)のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

Mad Mutilator(原題)(1983年製作の映画)
3.1
8ミリフィルムで撮影された『OGROFF』別名『MAD MUTILATOR』

森にひっそり棲むオグロフさん。
彼は過去に受けたトレパネーション(穿頭術)で片方の目を切除、そのためニット帽と奇妙な仮面を被り、森の侵入者を敵とみなして斤で惨殺を繰り返す。

冒頭、森の途中で立ち往生しているらしい家族。まず子供が消える。子供を探して森へ入った父親が首ちょんぱされて戻ってくる、残された母親は恐怖で全力疾走、オグロフさん追う。

延々と続いた追いかけっこもやがて終わり、母親はオグロフさんに拉致られ、髑髏を飾った木に吊るされる。
彼女の目の前には焚き火があり、煙で燻されてるよ……おかん燻製になりそう……。

冒頭から子供を殺る場面が入り、そして母親の眼の前で子供を解体、そして焼いて食べちゃうオグロフさん。

オグロフさん部屋に貼ってあるおっぱいピンナップがおかずらしいのですが
、斤を股に挟んで斤をしごきながらオナニー。
かと思えば後半に拉致ってきた女性といちゃこいたりするというちん〇起動の訳の分からなさ。

木こり(チェンソー)vsオグロフ(斤)の対決になったり(斤勝利)

逃げ出した女性を追って華麗にYAMAHAのバイクで追跡するオグロフさん。
勿論ヘルメットも着用。
しかしバイクですっ転ぶ。
その衝撃で気絶、その後20分くらい画面に出てこない。
おい!オグロフーーー!笑

一方、地下室やら墓場からわらわらわいてくるゾンビ達。
最早何がなにやら分からない😂

ストーリーに整合性がなく『悪魔のいけにえ』やっていたら途中から『死霊のはらわた』になり『バーニング』をいっちょ噛みして最後は『ナイト・オブ・ザ・リビング……』になるという迷走っぷり。

台詞は殆ど無く、びょびょしたシンセのスコアが流れ、ツギハギなプロットとのんびりした編集、ゴアは雑な切り株が殆ど。
基本チープで凝ったところはないものの、ただ不思議なことに激しくローファイな画面から漂う雰囲気は悪くはない……気がする。
観てると脳みそが非常にゆるゆるになりそうではあるけど。

真剣に観る……というより、BGMVとして使うといい感じ。怪しげな雰囲気になるよ!
8ミリフィルムの独特のテクスチャって何か良い……レコード盤のブツ…ブツ…に通じる本来は知らんけどノスタルジーが刺激されて逆に新鮮に感じるのと似ている。

視聴時間は実際より長く感じる作品ではあります……90分が2時間くらいに感じた……😅