ずっと観たかった見逃してた作品てのは、やっぱ観た方がいいんだなぁ。
最近本屋で「映画と旅する365日」という往年の名作、名シーンの舞台となっているロケーションを美麗でカラフルな写真で365箇所巡るという映画好き、旅好きにはたまらない本を購入。その中にも掲載があったので思い立って鑑賞。映画公開時みようと思っていがコロナ禍になってしまい公開延期以降チェックを怠ってしまい劇場鑑賞を見逃した心残っていた作品。
観てよかった。その当時トレーラーを観た時にビビッときたアンテナは狂ってなかったようだ。内容自体はある家族の転落と再生を綴ったストーリーではあるが、音楽と映像が多感な若者の感情に寄り添っており、観ているものも登場人物にリンクする作り。とにかくオシャレ。けど内容は想像以上に過激で壮絶なストーリー。とある中盤の出来事はショッキングすぎて‥今までのよい余韻が引く程。ただ中盤以降の妹視点からのシーンから救いがあるのがこの作品のよかったところ。転落の落差が高いほど衝撃が強かったがまた徐々に積み上げていく幸せする主人公家族の成長の様は感激ものだった。ラストのトドメにRadioheadの「True Love Waits」は沁みるはぁ。このラストシーンをみるためにまた再視聴してしまうほど印象的な作品でした。
最近劇場で見るラブストーリーはLGBTの要素も多く、中々実感が湧かなかったが久しぶりに純粋青春ラブストーリーでなんか芯から楽しめた。
