このレビューはネタバレを含みます
パッケージを見て分かる
青(空)、赤(太陽・夕陽)、黒(肌・闇)、パステルカラー(ネイル・ドレス)
色のコントラストが美しく、終始映像美が光る
A24といえばミッドサマーだが、
同じ様にやはり映像に強いこだわりを感じた
コントラストだけでなく画角や視点にもこだわっていて、「目を奪われる」とはこの事かと感じた目の保養になりました
そしてミュージカルを超えたプレイリストを名乗る様々なジャンルのBGMたち
ソウルもあればHIPHOPもありミクスチャーロックもある
一番印象に残っているのは酒を飲んでクスリをキメてパーティ会場に向かうシーンで「I am a God」の歌詞を連呼するカニエウエストの曲
その他にも余計な台詞を削ぎ落とし映像とプレイリストで演出する手法が巧みだった
努力、栄光から挫折、転落そこから立直りに向かう
2つの正反対な死に立ち会ったエミリーが父親と釣りをしながら語るシーンには涙した
内容もよく目と耳の保養になりました