tetsu0615

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

いやー、やっぱりミッションインポッシブルは面白い!!というのが正直な感想。

今回はAIという存在が敵となり、ハイテク技術を逆に利用されてしまうという展開など時代を先取りした設定で、それも面白く、それゆえにアナログに身体を張らないとならない(それは前からだが)ので、やはりトムクルーズが全力で走り飛ぶことに。

IMFに所属しながらも、相変わらず味方がいない状況に陥るのだが、今回は少しだけ毛色が違い、そのAIの"それ"のコントロールを誰が握るのかということで、イーサンは平和のために、アメリカは自国のためにという感じでカギを求める。

終始、追われつつもカギを追いかけて世界を巡る闘いになっており、話としてはシンプル。敵であるガブリエルとかホワイトウィドウとかその辺の関係性が分からんくなるけど、その辺もスパイものとして楽しもうかなと。

お馴染み変装マスクの登場の機会もきちんとあり、(壊れるのもお馴染み)、さらに監視カメラに別の人物の顔を認識させるなど、新たな技術でも惑わすのが、流石と思わせつつ、AIがそれを邪魔してくる展開も面白い。予告で見た緑のガスがヤバいものかと思いきや、結構多用してたり、予告編からもミスリードが始まっていたのか…

新キャラのグレース、イーサンを引っ張り回す存在となっており、なんか邪魔してるようにしか見えなくて…ルーサーはフォローしてくれたが、イルサが死んだ遠因は…という想いがどこか拭えない印象だったのは惜しいところ。

グレースに対して、IMFの道を選ぶかどうかという話に対しては、ルーサーやベンジーが頼もしく見えたし、ルーサーとイーサンの関係性にも深みが見えるのは良いが。

ローマのカーチェイス、あんなにシュールな笑いの展開って今まであったっけ?(笑)ミニの車の操縦に右往左往するとか必要?(笑)とも思ったが、ベンジーに文句言ったりするなど、笑い要素もあったからそれで良いのかもしれない。

予告でも見せたとんでもバイクアクションは相変わらずベンジーとセットでとんでもない目に合うのはもはや様式美だと思う(笑)

バイクで飛ぶ瞬間にはイーサン=トムの緊張する表情が見えたし、列車の上での戦闘シーンもヒリヒリさせ、落ち行く列車からの脱出にもハラハラして見守った。

めちゃくちゃ印象に残るとか、ここヤバい!ってシーンが予告編でほぼ見せつけられているような気がしてしまうが、やはりこのシリーズ、そしてトムクルーズのアクションとスタントは見逃せないし、これからも見ていきたいと思った。


PART ONEということもあり、AI自体をどうこうは次回に持ち越しになるだろう。グレースもIMFに入り、女殺し屋も生きてるならなんらかの形で絡んでくる??
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