夏色ジーン

コリーニ事件の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
3.8
感想川柳「法律は あくまで人が 作るもの」

レンタル店でパッケージ借りでした。_φ(゚Д゚ )

新米弁護士カスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人を担当することに。それは、ドイツで30年以上にわたり模範的市民として働いてきた67歳のイタリア人コリーニが、ベルリンのホテルで経済界の大物実業家を殺害した事件で、被害者はライネンの少年時代の恩人だった。調査を続ける中で、ライネンは自身の過去やドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして驚くべき真実と向き合うことになる…というお話。

史実をベースにした作品で
被害者が恩人ということの板挟みで苦しむかと思いきや

もっと深いところに論点がありました( 。゚Д゚。)

確かに過去の戦争犯罪を裁かれないのは不当ですけど
やらなきゃ死ぬ状況で逆らえずやった人もいるし

その人たちの家族はある意味助かったでしょうし
何が正解かは分からないなぁ(^o^;)

まぁこの法律作った人が「ナチ」ということを加味すると
やっぱり裁かれるべきなんだろうけど(´・(ェ)・`)

そしてコリーニの行為が許されるわけでもない( ゚ 3゚)気持ちは痛いほど分かるけどな


問題は法治国家でこのような法律が制定されたこと
しかも戦後わずか20年で( ´・ω・)シ


そして有罪が決まってる被告の弁護を
なるべく早く処理しようとする裁判官と判事(‘ε ’)

裁判結果ではなく「納得」したくて裁判する
そんなことも世の中には必要なんですね( ´ー`)


ラストの演出が粋すぎて監督の人柄を感じる( ゚∀゚)

気になるセリフ
「死者は報復を望まない」

んでまず( ´∀`)/~~