メイマーツインズ

コリーニ事件のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
4.2
《正義に挑む》

ドイツ発、社会派法廷サスペンスの話題作!
Filmarksでも評判が良く、あまり事前情報を入れずにU-NEXTで初鑑賞。

ドイツを揺るがした小説の映画化で、ドイツの”不都合な真実〟が暴かれていく展開に固唾を飲む。


新米弁護士カスパー・ライネンが殺人事件の加害者コリーニの国選弁護士に。被害者は親友の祖父で恩人でもある大物実業家ハンス・マイヤーだった。
親友との関係がギクシャクしながら、葛藤の中で進む裁判。何も語らないコリーニ。
事件で使用された銃に、コリーニとハンス・マイヤーの関係性を解く鍵が。
2人には凄惨な因縁の過去があった…。

これ以上、語れない。

原作小説が、実際にドイツ国家を動かしたというだけあって衝撃的な内容。
情緒的でエレガントな空気感、美しい音楽、ドイツ映画らしい重厚感と合わさり、とても洗練された作品になってます。
見応えのある逸品です!