ちくわ

オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

この作品は闘病ものというより、危機が突然訪れた晩年の夫婦のお互いの大切さを改めて認識する映画かな。

私事だけど、母を癌で亡くしていて、映画と同じように末期は特に、父がほとんど母の面倒を見てくれていた。
あんな風に口喧嘩するのはしょっちゅうで、男なだけに細かいところに気が付かない部分も多く、母としては面倒見てもらってるだけに、文句も言えずなかなかストレスだったみたいだった。
私も抗がん剤治療に付き添い中、母の愚痴を聞き、父の悪口を言いあったりしてたw
父は父で不安で怖かったんだろうな、と今はわかる。
文句やわがままを言い合える人がいるというのは本当はすごく幸せなんだな。

末期で治療をやめたピーター?の気持ちもとても良くわかる。
母がまさにそうだったから。
けれど父はまさにパートナーの方の考えだった。
苦しく汚く死んでいくなら痛みだけ緩和してもらって綺麗に死にたいと思うことは決して逃げではない。
それを周りに理解もらってから逝くことがなにより重要なんだよね。

父も母と一緒に良くウォーキングしてたなあ。
ずっとそんな日が続いていくって疑いもしなかったのにね。

でも、外人って幾つになってもレスじゃないよね。
60前後くらいの2人だよね?
それでも愛し合えるってすごい。
それは映画だからなのかなー?
私は無理www
ちくわ

ちくわ