ぱぷぽ

オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語のぱぷぽのレビュー・感想・評価

4.0
日本では劇場公開がなかったとか…なんでだ

観終わった感想は大人の映画だなーでした。
因みにもっと子供のころに同じ感想を持った映画は『男と女』でした。

『男と女』は大人のラブストーリーに違いないですが
『オーディナリー・ラブ/ありふれた愛の物語』は展開もストーリーももっと大人でした。笑
パートナーが病気になるっていう、どう転んだって映画的に展開できるプロットを、”ありふれた”って邦題つけられちゃうくらいには淡々と進んでいく。
単調というよりはリアルという感じ。
「いやいや仲良しだな!!」とは思いますが、口喧嘩もするし、闘病中の奥さんに軽口をたたくし…ってなんか絶妙にリアルでいい雰囲気です。

なんたって始まりが最高です。
夫婦二人で海辺?をウォーキングしているのですが、説明も無く日課なのだと分かるし、いつもこのコースなのだという事も分かる最高の始まり。
折り返し地点でじゃれ合ったり、数歩インチキしたりするんです。可愛すぎ

かなり理想的な夫婦像ではないでしょうか??
妙にラブラブじゃないところがいい。

ネタバレになってしまいますが悲しい展開の映画ではないです。
悲しい展開も無くはないですが、それぞれが自分の人生をどのように歩むのか、病気と残される人たちとどう向き合うのかを誠実に描いた映画だと思います。
パートナーと休日に軽い気持ちで観始められるいい映画です。

悪と闘わないリーアム・ニーソンがご主人
武器を持ってないだけで「驚いた」的な感想を書かれるの面白すぎる。
病気と闘うレスリー・マンヴィルが奥様
レスリー・マンヴィルの造形美をもってしても、毛が抜けていくと悲壮感がすごくて、病気って残酷だ…と思い悲しくなるが、完全に坊主になるとやっぱり美しいので美人は偉大だ。

リーアム・ニーソンが髪を切るシーンとか本当に良すぎる
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