方眼

デンジャー・クロース 極限着弾の方眼のレビュー・感想・評価

4.1
2019年”Danger Close: The Battle of Long Tan”。豪州製作のベトナム戦争映画。一般にはあまり知られてない、オーストラリア軍が参加した1966年8月のロングタン・ゴム農園の戦い。米軍への同盟参加、3日程度の局地戦術に特化した描写。まず駐屯基地に南ベトナム軍の攻撃、その反撃で第11小隊が先攻、支援で10,12小隊が付く。予想より多い敵の数(あとでわかるが20倍)、周りから囲まれて絶体絶命。後方の基地からの”極限着弾”爆撃と、装甲車の援護、ヘリによる弾倉追加。米軍戦闘機も爆撃してくれるが場所がよくわからず雑に落としてあとはよろしく。司令を出す方と現場のギャップは近代戦ものの特徴。M16持ってるのが珍しい二等兵。行軍はヘルメットじゃなくて帽子。オーストラリア訛りの英語。アボリジニ系の兵隊も混ざってる。みんなが飲んでたビールは”FOSTER’S”。知ってる俳優がいなくて、死亡フラグも無いまま突然バタバタ死んでいくリアルさ。一応主役のハリー・スミス少佐トラヴィス・フィメル(=(ミカエル・ニクヴィスト+渡辺謙)÷2)も、序盤ヘタなんだかそういう役作りなんだかいまいち収まり悪いが、独特のキャラクターにはなっている。
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