あえて、かもしれないけどエンタメにはなっていないのかな。
構成の冗長さと音楽の冴えなさ、大筋はすぐ掴めるけど細かい点は実際わかりづらい。
あるいは「こうなるんだろうなー」がすぐ見える割には、そこに奥行きを与える要素に乏しい。
こういうと駄作のようだけど、決してそういうわけではないです。
デュポンがレイオフする様子とか株価への影響とか、ロブが事務所に愛着を持っている様子とか、映った方がより味わいがあったんじゃないかなあ、とかとか。
劇中のロブやその周囲と同じく、時間をかけて絶望させられ、イライラさせられるような感じでした。
司法の手続きってマジで時間的にも経済的にもキッツいんですよね…大資本が良いように蹂躙する結果になって仕方がないんですよね、理不尽。