ボリス・カーロフがフランケンシュタイン(の怪人)を演じる第三作。カーロフと並ぶ戦前の怪奇映画スター、ベラ・ルゴシも出演。
今作は亡きフランケンシュタイン博士の息子とその家族がメインで、そこにベラ演じる死なずに生きてるイゴールという死刑囚(notゾンビ)の男が絡み父の名誉挽回と言わんばかりに怪人を復活させる流れ。怪人はイゴールの人形の如く人を襲うのに終始する感じで正直ホラーとしての面白味は余り無いのですが「カリガリ博士」のようないびつな形のセットが目を惹き、終盤には硫黄やターザンの如くロープを使ったアクションを短めながら用意し見事大団円を迎える決してパワーダウンはしていない作品となっています。
子役のドニー・ドゥナガンは今も御存命で「バンビ」の声も担当したとか。