ボギーパパ

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~のボギーパパのレビュー・感想・評価

3.5
『ラ・ヨローナ 泣く女』を観たのでこちらも鑑賞せねばなるまいと!

本作グアテマラ🇬🇹とフランス🇫🇷の合作とのこと。グアテマラ映画ってさすがに観たことない。

ラ・ヨローナ伝説・・・中南米に広く伝わる伝説。男に騙され、その男との間の愛する子供を自ら川で溺死させてしまい、男への恨みと凄まじい後悔で泣きながら子供を探し続ける悲しき怨霊・・・

『泣く女』はまさに怨霊オカルトホラーであったのだが、本作『彷徨う女』はちと違う。

グアテマラ政府軍将軍がマヤ系少数民族を虐殺しその後の裁判からストーリーは始まる。将軍は窮地に立たされ、少数民族は過激ともいえるデモで将軍の家を取り囲み、将軍とその家族は自宅籠城を強いられる。精神的に追い込まれた将軍は夜中女のすすり泣く声を聞き・・・

最初はどうなることかと思ったが、女、川、水、子どもと徐々にパーツが揃い一気にラストへ!

悪いことはできないものです(^^)

恐怖感はイマイチながらもラストへ向かう加速度、そしてラストの後姿が印象的な作品でした。
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