ボギーパパ

ブルックリンでオペラをのボギーパパのレビュー・感想・評価

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)
3.5
劇場2024-29 熊P

原題=『SHE CAME TO ME』
これが何故、『ブルックリンでオペラを』になるのか?
兎角邦題は???がつくことが多々あるのだが、、、、さて本作はどうか?

結論から言うと、まぁわかり易く全体を表してはいるものの、味わいがないと言うか、コクもキレも感じられない「邦題」であったのではないか。
彼女が降ってきた、、、
そのまんまじゃあ、なんだかわからないものね、、、

しかし、かなりの回数、予告編を劇場で観て、書けない作曲家と潔癖症の精神科医のお話ということで、しかもアン様が御出演なさっているので期待はすごく高まっていた。

そして作品本体。
これまた現代アメリカ社会及び精神疾患?事情を全て詰め込んだようなコメディ作品。
ストレス、自信喪失、強迫観念、(恋愛)依存症などなどに、白人至上主義のうえ、父権マチズモの呪縛、、、

そんな中、純愛を貫く若い二人を中心に物語が動く。この二人の会話が心に沁みるし、この二人を支えようとする大人たちのチームプレーが爽快感を残す。

主演のピーター・ディンクレイジさんの表情は、その瞳の中に燈される熱量が凄いと感心。渋い俳優さんであった。勿論アン様の神々しいまでのお美しさは、一際磨きがかかったよう。(あのシーンには胸ドキでした)
と見応えはあったが、ちょっと思っていたのと違っていたため、、、

しかし、最後に心はホッコリとしたので良しとしよう。

映画館でしか観ないだろう作品!
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