このレビューはネタバレを含みます
2019/10/29@TIFF
フィリピンらしい歌と、強烈な長回しと、強い主題が印象的な作品だった。
選曲は、警察が実際に歌っていたものである。
歌合戦やってるうちに部族間の憎しみがなくなるという取り組み。
ダバオ?の警察署長が武力制圧以外の手段として、歌での投稿を試したところ、何千人もの麻薬犯罪犯の自首投降に繋がったという。
「薬を使ってハイになったときに歌うと効くんだ」っていう後付けっぽい理由も好きw
ラブ・ディアス脚本について。
ラブ・ディアスはその日分の脚本しか用意しない人。
今回も、1,2ヶ月待って8ページだけ渡された。
あとはIt's up to you.
主演のベラさんもはじめての経験だったが良く撮れたという。
ちなみにラブ・ディアスが作詞作曲もある。
監督は、父が娘にどのような思いを抱いていたかの場面をラブに歌って欲しかったと。
特に印象的なシーンとしては
最初と最後の真上からの長回し。ビールの使い方。銃口から覗く部分。