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わたしの叔父さんのzoeのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
4.2
後からじんわりと心に染み渡ってくるような作品でした。特に大きな事は起こらない、どこかにいる誰かの日常の一部を描いたようなとても普遍的な映画。全体的に空気が澄んでいて、冷たく寂しく感じられる色味をしているけど、だからこそクリスと叔父さんの間にある温かみを感じることができる。

物事にも生活にも人間関係にも始まりと終わりがあるけれど、それと同時に終わりのない、変わることのない事だってある。

過激なニュースが流れてくるなか、黙々と食事する二人の様子がとても印象的だった。映画であんな風に観てみると、おかしい光景に見えるけど、よくよく考えたら私たちだって事故や事件のニュース、ミサイルとか外国の内線についてのニュースをなんとなく聞きながら朝ごはんを食べて、そんなことなんて何も起きてないかのように学校や仕事に行く。

私もヌテラトーストも数独解くのも好きだから、なんだか嬉しくなった。クリスに影響されて、2ヶ月ほどやめてた数独をまた始めました。ヌテラって急にその味が恋しくなって、買うけど結局途中で飽きちゃって、少し残して賞味期限迎えちゃう。ちなみに、数独は小学生の頃に“叔父さん”に教えてもらったのがきっかけで始めました😆

毎日一緒にいたら、2日離れるのも大事なんだよね。

2人で一緒にバスタオル?を畳むときに叔父さんが引っ張られちゃったり、クリスが畳み終わったタオルで叔父さんの頭をポンッとするのがとても可愛くて、そのシーンとクリスが叔父さんに髪を切ってもらうシーンが好きです。
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