少し退屈さはあるけれど、そんな街に住んでいる人の話と言うことを表しているのであれば、成功していると思う。
親子ではないけれど、ずっと生活をともにしてきて、必要以上のことは話さないけれど、寝る前のひとときには同じ部屋のテレビの前でくつろぐ二人。
この時間に変化が出てきたとき、二人の関係にも微妙な変化が起きてきてくる。
『日常』を扱っている作品のうまい使い方だなぁって思いました、ここ。
そしてどちらもお互いが何を思っているのか分からずもどかしい時間が過ぎていく。
でも、何かが起これば相手のために行動を起こすって、他から見たら一目瞭然なんだよね。それでもなにもないように装う伯父と姪。
二人にしか掴めないことってあるんだろうな。