密入国の手助けをするふりをして彼らを自己の所有するモーテルに巣食う怪物に喰わせる仕事をしてる男の元に、ずっと離れて暮らしていた息子(主人公)がやってくる。息子は父親の仕事を継ぐためにやって来たと言い、男は息子に継がせるために前時代的なパワハラめいたOJTを開始するが大事なイベントの直前に事故で死んでしまい…という話。謎の組織(カウンシル?やったっけな)も出てくるよーみたいな。
論理的には繋がりが分からないことばかり起こるのでポンコツ映画ぽいけれど、夢的な物語構造を持っていたように思うので読み解く楽しさはありました。私はこれ好きでした。ホントはポンコツ映画であることを期待して借りたんで思惑は外れましたけど。あ、ジャケットはわりとポンコツで見終わった今となっては「え、この女子誰よ?出てなかったよね?」って思ってますけど。
次に見る予定の夜叉ケ池がポンコツっぽい雰囲気(いい意味で)出してくれてると思うのでよしとします👍
ええ、夜叉ケ池で年越しする予定でございます✌️
生きるための技術を学ぶ前に両親を亡くした子供が無我夢中に一生懸命に生きるけれど痛々しい結末を迎えるという話でもありました。どこかの老舗の店を舞台にこういう話をするとテレビドラマ的ないい感じになりそうだけど、そういうのをSF的な設定でやるっていうのは目新しいと言えなくもなかったです。
またリドリースコットのエイリアンとかカーペンターの遊星からの物体Xの影響受けまくりなところが素直に出ていて好感が持てました。
ちなみにタイトルにあるアカシアですが、花言葉は「秘密の恋」「気まぐれな恋」「友情」とのこと。
またキリスト教美術のシンボル事典によると「キリスト降誕、受難、復活」を象徴しているとのこと。本作の制作国にキリスト教国はスロベニアくらいっぽいっぽいので、あまり関係ないかもだけどついいつものクセで調べたので書いときます🤣
そういえば契約の箱はアカシアの木で作られた上に金箔が貼られてたみたいです。
そして全然関係ない話ですが(私は話が飛びまくる男です笑)契約の箱って大きさとか形状が神輿(みこし)にそっくりらしいというのがイスラエルの失われた民が日本にたどり着いていた根拠のひとつだったりするらしいのです。祇園の語源はシオンだとか、塩で清めるという概念を持つ民族は少ないけど日本人とユダヤ人はそうだとか、なんかそんなことばっかり書いた本を読んだことがあります。その本にはユダヤ教の寺院の敷地内の建物の配置と神社の敷地内の建物の配置は同じっ!てことも書いてありまして、さすがにそれが本当だったら、なんか関係あるんだろうなって思いました。