佳香かこ

タイトル、拒絶の佳香かこのレビュー・感想・評価

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)
3.6
声も話し方も似ていると言われてから気になる伊藤沙莉さん目当てで鑑賞。

彼女の独白部分は胸にダイレクトにズシズシ届きながら
笑わせてもくれて、次の言葉を待っている自分がいた。

恒松 祐里演じる人気デリヘル嬢が
凄まじかった。
危うい危うい中絶妙なバランスをとりながら、
妹にだって本心を明かさず
最後の最後まで誰にも本音を漏らさないそんな彼女の儚さと完全に壊れてしまっている不感の部分と、
笑いながら泣いているような出で立ちが
本当に印象的だった。

待機室で決まってスルメ食べるのも
気になる。

あのデリヘル店の店長が誰かと思いきや般若!あまりにハマり役で驚いた。

『先生を消す方程式。』にも出演中の森田想さんの役どころもまた胸にざわつきを起こしてくれる、いたたまれなさを上手く内包して見せてくれていた。
佳香かこ

佳香かこ