こしょう

れいわ一揆のこしょうのレビュー・感想・評価

れいわ一揆(2019年製作の映画)
2.5
令和元年参院選でのれいわ新撰組の選挙運動を追ったドキュメンタリー。泉南石綿村と同時鑑賞。
こちらは群像劇といいながら安冨氏の街頭演説がほとんどであり、あまり画面映えする人がいないこと、連日の全国行脚を映しているため流石に長く飽きてしまうものの大都会に馬がいてその辺でウンコをする、という素晴らしいシーンが観られる。
れいわ新撰組のPRではない、と言いながら、自民党(体制)への反感はあまり隠されていない一方、れいわ新撰組の盛り上がりは当然映されているため、それぞれの党に対して受ける印象は異なる。
安冨氏の「この国は狂っている」という指摘はその通りだと思うし、システムの偏りすぎを知らせるセンサーである弱者を金で黙らせているという指摘もなるほどと思うものの、繰り返す主張である「こどもを守る」ことの具体策が全くない(学校をなくすことなのか?)ことが政治家としての魅力の無さではないかと思う。それと行き過ぎてはいるものの資本主義により我々が享受している便利さは彼の主張を実現することとトレードオフにあると思うが、そのことの言及も映されていないのが不思議。
あと、なんでこういう人達(安冨氏本人ではなくその周辺)はヒッピーみたいな格好になるんだろう。
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