りんご

約束のネバーランドのりんごのネタバレレビュー・内容・結末

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

だいぶ前に観たので記憶が薄れていますが書かせていただきます。
原作未読です。予告を観て良いなと思って観ました。
最後のエマとママのシーンはオリジナルシーンだと知らなくて(原作にもあると思っていた)。そう考えた時に、このオリジナルシーンは「映画約束のネバーランドは凄く感動する映画ですよ!!」っていう風に押し売りしている感が正直否めませんでした。
そして、一番謎なのが、年齢設定を変えてまで実写化する必要があったのかということです。約ネバにとって年齢設定が変わるということはとても重大な問題だと、後々アニメを観て分かりました。
※ここから重要
恐らく、元々年齢設定は原作のままだったと思います。じゃなかったら、城桧吏君をキャスティングしないですよね???浜辺美波さんがいたから年齢設定を変更したとしか考えられません。20歳の成人女性と成長期に入ったばかりの男の子ですよ?どう見ても同い年に見えるわけないじゃないですか。これはスタッフ側の失態だと思います。この件に関して、城桧吏君は紛れもなく被害者だと思います。

次に役者についてなのですが、北川景子さんが一番良かったです。怖さと美しさを兼ね備えた女性でした。一瞬の演技の変化が凄い。
浜辺美波さんと板垣李光人さんは結構評価されていますが、少し過剰だなと思う部分もありました。でも、浜辺さんは凄く素敵だったし、板垣さんは恐らく舞台経験が豊富なのだと思いました。
渡辺直美さんは、、かなりオーバー気味に感じました、、、。でも目力が凄いです、、元々目が大きいのもあると思いますが、怖かったです笑泣く子いるんじゃないかなと思ったり。
そして、城桧吏君ですが、この映画で初めて彼を知りました。たとえ子供相手でも甘んじるつもりはありませんので正直に言いますと、他の役者に比べて台詞の棒読み感はありました。ただ、映画観終わった後に一番心に残ったのは城君でした。確かに「台詞は棒読み」と感じる部分はありましたが「演技が棒」とは感じなかったです。むしろその逆でした。演技は台詞が全てではないと思います(というかそれだったら声優やれという話)。表情。目線。仕草。城君はこれら3つが上手い。実際、約ネバを観に行くことになった決め手が予告で城君が魅せてくれた「表情」でした。劇中では特に、エマに「辛かったよね」って言われたときの城君の表情。思わず息を吞みました。他の方々のレビューを観てみると、「表情と目力が良い」という意見も多いようです。これだけ酷評されてても、表情と目力が良いということはそれが城君の最大の強みでは。
その強みを活かしていってください。約ネバを観て城君を応援しようと決めました。頑張ってください👍
りんご

りんご