ちろる

約束のネバーランドのちろるのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
3.3
この手のヨーロッパ風世界観を日本でやろうとするとどうしてもハリボテ感が否めない。
原作のアニメを見ていないので、それも含めてこの作品だけの感想になってしまうが、あり得ない世界観の中あり得ない設定で突き進んでいき、いちども納得感を感じられないまま終了した。
浜辺美波さん、北川景子さんなど、豪華キャスティングなのかもしれないが、演出のせいかお遊戯のような雰囲気になってしまうのが残念だった。

とくに肝心のストーリーのテーマがぶれぶれで、体制側のママイザベラとそれに対抗する子供の話のはずが、エマはママイザベラに感謝していると言い、ママイザベラがどんどん美化されていき、もう何と戦ってたのかさっぱり分からないエンディング。
塀を越えるだけで本当に安全なの?そんな簡単なことなの?
ってかあのロープは何と繋がって支えられてるの?
???だらけのまま、もちろん解決の糸口もないまま終わる。

ストーリー全然知らなかったのですが、こういうファンタジーじゃなくって「私を離さないで」みたいな退廃的な世界観なのかと勝手に思ってたのでちょっと期待はずれ。

見応えはあんまりありませんでした。
スミマセン・・・
ちろる

ちろる