りょー

約束のネバーランドのりょーのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
2.0
漫画・アニメともに原作履修済み。
※超個人的な感覚が含まれます。

いい意味でも悪い意味でも原作に忠実だった。アニオリの意味不明展開がないのはよかったけど、やっぱり台詞とか仕草に演技感が強すぎるうえに子供のキャラが多いこともあって子どもがアニメを真似た劇をしているのを見てる感じだった。
エマ、レイ、ノーマン、ギルダ、の配役も個人的には微妙。やっぱアニメの美男美女を想定するからどうしても解釈違いが起きてしまう。特にノーマンは2次元だからこそのよさというか、3次元では再現できない感じがある。レイの役者さんは顔面が強くてビジュはめっちゃいいんだけど声が高すぎて解釈違いが…。エマはちょっと顔が成人女性すぎる。あと序盤でイザベラに嘘をつくシーンとかはやっぱりアニメと違ってもろに「嘘をついている」という演技をしようとしてるのが伝わってきて「いやこんなん誰でもエマが犯人ってわかるだろ」ってツッコミたくなった。
ドン役の方の演技は個人的に結構いいなと思った。真実を教わった時ににキレるシーンがすごくドンって感じ。あと幼少期のレイの方の演技うますぎない?
他の子役の演技も少し微妙。まあ実際子どもに演じさせるにはストーリーが複雑で重すぎるとは思う。特にフィルとか現実で再現不可能だろ。
よかったのはイザベラとクローネの配役と鬼のCG。北川景子さんはハマり役すぎるし演技うめえし、2次元に全く劣らな美人。クローネを渡辺直美さんにしようって考えた人は天才かな?ビジュ的にもキャラ的も適役すぎる。鬼のCGもくそリアルであんなん現実で見たら確実にちびる。最近のCG技術はすごい…。

やっぱり実写化ってむずいんだろうなって改めてわかった作品でした。配役や演技だけでなく、ただ原作に忠実にするだけでもない魅力が必要。るろ剣みたいな実写化はそうそう生まれない理由もわかる。
でもアニメの実写化の中ではだいぶマシな方だったと思う。まあそれなりに見れたし。
りょー

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