りょー

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングのりょーのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ヒロアカ映画第2弾。テレビアニメ第6期まで視聴後に鑑賞。
他のレビューいい感じなので一応注意ですが、かなり批判してますし個人的な意見強めです。

今作はヴィランのビジュがめちゃ好みで前々から期待してたんですが…うーん個人的には微妙でしたね。
まず超個人的な話をすると声優陣が微妙でしたね。ヴィランの1人であるスライスは今田美桜さん。まあゲスト声優なんで仕方がないかもですがやっぱ違和感がすごい。声優ってすごいんだなと改めて思いました。ナインの声を担当されていた方も本業は俳優だそうですが、期待してただけに声が個人的には刺さらなくてがっかり。
で、肝心のストーリーなんですが、ヴィランの目的が「力が支配する世界を作る」。まあ王道っぽくて嫌いじゃないんですがちょっと浅いかな〜って思っちゃいましたね。結局ナインがその思想になった理由も作品内では掘り下げてなかったですし。唯一キメラは個性による差別を受けていたことが動機になってるっぽいですけど、これも原作でもよくあるありきたりな理由づけだなとは感じましたね。
あとヴィランに狙われる姉弟がもう少し物語に関わってほしかったな。姉の個性は最初のナインとの戦闘の救難信号以外ほとんど活躍なし。弟の個性は細胞活性化でドーピング作用もある的なことも言ってててっきりそれでパワーアップして倒す!的な展開かと思ってました。
そしたらまさかのワンフォーオール譲渡!!??流石にびっくりしました。映画でそんなことしちゃうの!?って。堀越先生が最終回の構想を映画で採用したってのは聞いてましたけど、本当に最終回の展開で驚愕。この後どうするんだろうっていうのが気になりすぎて感動できなかった。というか時系列的にまだ仮免試験後ぐらいのタイミングでこの展開見せられても感動できなくね?デクさんまだ全然ワンフォーオール扱えてないし「最高のヒーロー」になる途中も途中でしょ。その目標の達成後か達成目前でこの展開来たら激アツだけど。
そしてどうやって収拾つけるのかと思ったらやっぱり「奇跡」というご都合主義。どうやら堀越先生いわく理由はちゃんとあるらしいのですが、正直個人的にはこのタイミングでこの展開を使うのはもったいなすぎると思う。めっちゃアツいのに。てかそれならもうこの映画パラレルってことにして完全に譲渡しちゃった方がご都合主義感なくなると思うし、そういう世界線の物語も面白そうだしいいと思うけどな〜。
まあ作画はめっちゃよかったしA組全員活躍してた(葉隠さん??)のもよかった。
細かいところでいうと実践的なヒーロー活動実習で、一人前に成長させるためとはいえ流石にプロヒーローゼロで学生のみ派遣って設定も結構意味わからん。
結論めっちゃアツい展開を微妙なタイミングで見せられてガッカリしたっていうのが個人的な感想ですね。
りょー

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