超感染 ファイナルデッド（2018）
中国発 ゾンビアクションスリラー
ゾンビ系映画が好きな人にはとりあえずストライクだろうなと思われる作品
内容も至ってシンプル
街にゾンビが突如現れる（ゾンビ発生の原因・理由は明かされない）
次第にゾンビが高級ホテル内にも出現する
何とか高級ホテルから脱出して安全地帯まで目指す
というストーリー
ただし ストーリーテンポがビミョーな感じは正直受けなくもない
"新感染 ファイナルエクスプレス"
"28日後"
"RECシリーズ"
上記作品もそうだけどゾンビ（※感染者）が走る しかもめちゃくちゃ早い
映画内容はビミョーに新感染と似てる
まず何が起こっているか掴めない内に
1人また1人と感染が続いてパニックになって
次第にデッド オア アライブの状況になる
そんな中 自分だけ利益を得ようと相手のことを一切考えない自分勝手な奴が現れる
そういう人物は周囲に横暴さを振り撒く
状況を混乱させて ひたすら人の事を貶す
はたまた咎めたり 性根が腐ってる姿が分かる
そんな人物に主人公達は振り回され続ける
早めに居なくなるかと思いきや
むしろ躍動しまくる状況が続く
ゾンビから生き残るべく真摯に考えるも
自分勝手な奴がいては どこまでいってもダメ
ストーリー途中までは真面目に仲間を想い続ける人達が損をし続ける
そんな人達は救われない形で一人また一人と脱落し命を落としていく
エマージェンシーになったときに人間の性根は試される
要するに「人間が1番怖い」という視点
が、、、
最終的に悪どい奴は救われることはない
悪は決して繁栄せずに滅びる
性悪説のように展開するストーリーだけど
実際は性善説というストーリー
だけど 善の人間もどんどん巻き込まれて
ストーリーから脱落しお涙頂戴的な形になる
人の内面を信じて道徳心に重きを置く
ということがパニック時には強調される
この感想を書いている頃は日本でも
新型コロナウィルスが流行してる
ウィルスが感染して人々を混乱させ
また死に陥らせる恐怖が隣に潜んでいる
その点においてはフィクションからのノンフィクションでありリアルな恐怖感がある
いうならばパニックを起こしているところもストーリー同様である
この映画自体はブチっと終わるから続編も考えられる中であのラストをどう捉えるか
という形だけど、、
ある意味描きたかったことを描いてもうやり切った感もある
個人的にはゾンビ映画のアーカイブにまた一つ加わったとも思える
