ピロシキ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのピロシキのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マトリックスといいスパイダーマンといい、今ハリウッドでは同窓会ブームが来ているのだろうか。まぁ、大歓迎ですけど〜!今から戦う、ってときにスパイダーマンが3人集まって「ボクらの時代」さながらにスパイダーマンあるあるで盛り上がり始めたところ、あそこだけでも30分は観たかった。

歴代のスパイダーマンとそのヴィラン達を、マーベル・シネマティック・ユニバースとやらに無理矢理引っ張ってきた結果がこれである。この「無理矢理」というところに、物申したいポイントがちらほらあることは否めないが、もはや粗探しをしても仕方がないレベルにあるのはズルい。あの登場シーン(x2)の興奮には正直敵うわけもない。

サムライミ版スパイダーマン3作、アメイジングスパイダーマン2作、新シリーズの過去2作、そしてアニメ版のスパイダーバースもあらかじめ参照しておくとよい。もう倍速再生でもファスト映画でもいいから(だめか)とにかく全部入れておくとよい。

「みんなのスパイダーマン」の時代を経て、今や「みんながスパイダーマン」。親愛なる隣人が多いに越したことはないが、それでも、それぞれのヒーローがそれぞれの喪失を乗り越えて、大いなる力を合わせて大いなる責任を果たす姿には、胸が熱くなった。
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