レジェンド呼子

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのレジェンド呼子のレビュー・感想・評価

5.0
大いなる力には大いなる責任が伴う。

正体をバラされた上に"ロンドン騒動"の濡衣を着せられてしまったスパイダーマン。Dr.ストレンジに魔法で無かったことにしてもらおうとするも度重なる"注文変更"で魔法を失敗させてしまい、決して触れてはいけない《マルチバース》の扉を開いてしまう話。前シリーズ『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』のヴィランたちが大集結しちゃうスパイダーファン昇天不可避の激ヤバ映画。マジで泣いたし、生きててよかったとも思った。3回鑑賞。

今となっては伝説となった歴史が再び動きだすことの感動。とっくに終わってしまった昔の漫画やアニメが意外と面白くて「続きが見たい!」と強く願うことがよくあるけれど、それが叶うことなんて絶対にありえない話。でもそれが目の前のスクリーンで起こってるという奇跡に「面白くない」なんて思うはずがない。この映画は"MCUスパイダーマン"三部作の最終作にして、"ライミ版""アメスパ"の正統続編といっても過言ではなかろう。終始感動で涙目で鑑賞させていただいた。

どうしても本作に関しては"ストーリー構成が〜"みたいなカタいことは書けなかった。当然映画としても見応えある作品に違いないけど、僕にとって本作は"贅沢な同窓会"でしかないので。ウィレム・デフォーが再びグリーン・ゴブリンのスーツを身に纏う……それだけで満点でいいじゃないか。

『エンドゲーム』同様、この手の作品は(いい意味で)普通の映画として観れてないからレビュー書くのがめちゃくちゃ難しかった。感動のあまり鑑賞後は放心状態になってて「いいネ……」ということしか頭に残ってないから、三回観たうえでも結局何を書いていいのかよく分からない。

要するに僕はスパイダーマンが好きだということです。ありがとうございました。