tetsu0615

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

2022年の始まりに最高なものを見ました…

ホーム三部作の解決にして、マルチバースを取り入れたことにより、すべてのスパイダーマン映画を一つに纏めあげてしまうという離れ業を見事に成し遂げた作品

まだまだ若くて無茶なピーター、しかしそこには彼の優しさや良心がある。だからこそ、皆、彼を親愛なる隣人として愛してしまう。
そんな隙の多い彼にこれでもかと試練が襲ってくるのだが、彼の明るさと周りの人々の助けや言葉がそれを重く感じさせなくさせる。

今回は前作の直後からはじまり、正体がバレてしまったことをどうにかしようとしたことからマルチバースの扉が開く…予告編で登場した彼ら全てがオリジナルキャストという贅沢すぎる展開に、まずは感服。

そして、まず最初のサプライズ。マットマードックの登場で頬が緩む
Netflixからこちらの世界にようやくやってきた彼のその力の一端を見せる場面まで最高だった。

マルチバースからやって来た彼らの困惑度合いや知っている者同士のやり取りにもニヤリ
彼らを元の世界に戻すべきだが、道を踏み外してしまった彼らをもとに戻してから戻すべきだと語るピーターの優しさに、若干ヤキモキしながらも、それはかつての作品たちの中では叶わなかった願いであり、別世界のピーターたちも何とかしたかったことをこの作品では救おうとするのだ!
ネタバレありで書いてるので書いてしまうがそれを成し遂げる、3人のピーターがそれを成し遂げたというのがとても素晴らしかった。
トビーとアンドリューがどのように登場するのか(しないのか?)とワクワクしていたが、あんなにぬるっと出てくるとは笑
そこの肩透かし感も含めて楽しいし、ピーターの優秀な科学知識という部分に改めてフォーカスしたのが良かった。
三人のピーターが語り合いながら、それぞれのエピソードを話す姿に笑い、各々が抱える傷みに悲しみ、ちょっとメタなネタも入れつつも3人が集結する姿が最高すぎる!
トビーとアンドリューに関しては、かつて自分達が出来なかった救済をも成し遂げるというウルトラC付で
特に落下するMJの手を掴むのがアンドリューという展開は、アメイジング2を見てきた人たちにとって熱すぎる展開!


勿論、多少の荒さはある。ストレンジがもう少しきちんと説明すれば良かった場面が多々あるし、ピーターの青すぎる部分にもどかしくなったり、メイおばさんの悲劇や全ての人々の記憶から消える展開も悲しいと思ったが、それも彼が大いなる力に伴う責任の果てなのだろう…

さて、ここで余談というか気になったことを羅列しよう。
全ての人々の記憶からピーターパーカーが消えたというわけだが、戸籍とかは大丈夫なのだろうか?とか気になったり…
あとはハッピーからもピーターの記憶は消えていたが、スパイダーマンと絡んだ記憶は生きているのか??も謎だ。
最後は自分でスーツを作っていたように見えたので、ピーター=スパイダーマンとして絡んだ記憶は全てリセット??でも起こった事象は消えないからスーツは手元にある?
ミステリオのことは改変された?など色々気になるところは多い。
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