舞帝

ファースト・カウの舞帝のレビュー・感想・評価

ファースト・カウ(2019年製作の映画)
3.7
まだアメリカに未開の土地が残る19世紀?を舞台に、無頼者二人が一攫千金を夢見て選んだのは、その街唯一の"牛"だった………

という感じのあらすじだが、比較的抑えめな演出と静かな画が多く、物語そのものよりも森の中での暮らしや自然の営み、時代背景、些細な人物描写を楽しむ作品。
牛がクレジットされている映画なんて前代未聞だが、"彼女"が登場する前から十分楽しめる。
純朴でやや鈍感、家庭的なクッキーと、理知的で聡明に見えて、その実人間臭さの抜けないキング・ルーの関係もバディものとして良い感じ。
ラストの描写も個人的には好み。
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