たろう

ジャンゴ 繋がれざる者のたろうのネタバレレビュー・内容・結末

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

奴隷になった黒人の主人公が賞金稼ぎと手を組んで、同じく奴隷になった妻を助けにいく話。

出だし1秒で何の映画かわかる作りが素晴らしい。
それと、それぞれのキャラが目的をしっかり提示してくれるので映画を見ていて迷子になることが一切なかった。

最初はドクターが実は悪者になるのか…と疑いながら見てたけど、ほんとにいい人で少し拍子抜けした。賞金のためなら賞金首に子どもがいても撃ち殺すようなキャラだったので、もう少し裏があってもよかったかも。
それと、敵の親玉を撃ち殺すシーンでもうちょっとこれの怒りのトリガーがわかりやすい方がいいかもしれないと思った。(〇〇されたらブチギレる的な)

この映画を通して、自分は主人公が誰かに救われて(その誰かは死ぬ)、その誰かの意志や教えを受け継いで、主人公が復讐したり、成長したりする物語が好きかもしれないと感じた。(『カッコーの巣の上で』もそう)

伏線回収がうまい。
・敵の対象はフランス好きだけど、知識は薄いのでフランス語で話しかけたら怒る→彼と握手するシーンでドクターがあえてフランスにまつわる話をする。

・ドクターが「さよならを言う時はドイツ語でまた会おうを意味する言葉を言う。でも、あなたとはもう2度と会いたくないからこの言葉は使わない」と言う→主人公がドクターの遺体に会った時に、また会おうを意味するドイツ語を言う

・主人公が陰部を切り取られるという拷問をされそうになるが、間一髪逃れる。そして、その後、やり返しに行くシーンで、陰部を切り取ろうとしたやつの股間を銃で打つ。

・ジャンゴの名前のスペルのDは発音しない。→ジャンゴに撃たれた敵がDのスペルも含めて発音する

・衣装を大事にする
たろう

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