キーラ・ナイトレーのファンの方必見!
法廷もの、国家機密もの、陰謀もの、これらが大好きな方に強くお勧めする作品!
法令を守り、悪い事をしなければ良いのか?
法令に違反しても、正しい行為をなすべきなのか?
本作は実話に基づくストーリーで、主人公の葛藤はもとより、サダム・フセイン憎しの思いのまま、国連軍を用いて、戦争に突き進んだ米国がそのままに描かれていて、面白い。
英国も米国の脅しに屈して、違法な戦争の片棒を担ぐことに… もちろん、同盟国も然り。
司法の違いも興味深かった。日本なら、あの設定の主人公を釈放することは絶対に有り得ない。
ラスト… 司法の場には、英国の正義が!
しかし、担当検察官の心中は、正義とは別のところに。
これもまた、人間味があって、私は好き。
そして、何より、主演のキーラ・ナイトレーに拍手を! 素晴らしい演技。