キングボブ

オフィシャル・シークレットのキングボブのレビュー・感想・評価

4.3
「バイス」はアメリカ政府視点。
「記者たち」はマスコミ視点。
そして今作はイギリスの諜報機関とマスコミという視点からあのイラク戦争の始まりについて語られる。

ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、パウエルといった悪名高き当時のアメリカ政府は今何を思い、どのような気持ちでこれらの作品を見るのだろう。

「アイ・イン・ザ・スカイ」でも思ったが、ギャヴィン・フッドという監督の作品は、非常にテンポ良く進み、戦争というものを扱っているにもかかわらず、非常にコンパクトにまとまっている。
さらにはストーリーもわかりやすいので、日本人でも置いていかれることなく最後まで楽しめるんじゃないかな。

大小問わず権力の乱用は、どの世界どの業界にも存在し、そんな腐った考えに警鐘を鳴らす意味でも見ることに意味を持つ作品であると感じた。
キングボブ

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