まりん

オフィシャル・シークレットのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

公務秘密法違反。
今は大体どの職に着いても、最初に誓約書にサインさせられるわよね。
私の居た職場でも、違反者は常に居たみたいだけど。

キャサリン・ガンは、最初は安易に行動したように見える。
ちっぽけな正義感で衝動的に動いたように。
動揺するし、後悔もする。
どこに送られ、どう使われるかも考えていない。
だけど、徐々に見えてくる彼女の生き方には、何か芯のようなものが見えてくる。

それと同時に、オブザーバー紙の面々の行動の速さは流石。頼もしい。

あの戦争に疑問を持っていた人の多さ、反対して止めようとしていた人たちの多さ。それでも、止められなかった事の重大さを知った。


法廷物は大好きで、特に実話物が大好物。
この映画の戦う相手はとんでもなく大きくて、権力そのもので、どんなことになるか想像も出来ないんだけど、実際はどんな想像をしても追いつかない展開だった。
誰もが唖然。観ている人だけじゃ無く。中の人も。
下手に触れない。そういう裁判だった。


元々綺麗なお人形さん役は好まなかった Keira は、こういう厳しい表情が似合う役を演じられる女優になりましたねぇ。
まりん

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