おどろきの白鳥

オフィシャル・シークレットのおどろきの白鳥のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

英国の諜報機関で盗聴通話の翻訳・レポート作成をする公務員である主人公が、「私は政府・政権に仕えているのではない。国民に仕えている」と毅然として答えるところは、しびれました。
今の日本において、国家公務員・官僚・政治家が、組織のため、上司のため、自らの保身と出世のために働くことはあっても、果たして国民のために働いているのだろうか、と。

ただ、非常に手堅い作りとでもいおうか。
ドキュメントにもエンタメにもどっちつかずといおうか。
『大統領の陰謀』『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』『ザ・シークレットマン』『金環食』などの政治関連作品群に比べて、作品に観客を引き込む力が薄いと感じました。